OluOlu通信
019号
2021年3月
コロナを吹き飛ばすような春へ
一度目の緊急事態宣言が発令されてから、実に1年が経過しました。状況は依然として緊張感があり、油断ができないのが現実です。でもそんな雰囲気を吹き飛ばすように、久しぶりに公園で元気にボールを蹴ることができました!
3月28日に久しぶり公園で練習をすることができましたね。3ヶ月ぶりに会えたみんなの顔は、いつも以上に笑顔がキラキラしていましたね。やっぱりどれだけオンラインでのレッスンが発達してきていても、対面で会えるチームメイトは格別です。
今回は、久しぶりなこともあり、少しみんながどのような動きをするのかを観察する意味も込めて、ボールを触るまで、色々な動きをしてもらいました。準備体操の後、鬼ごっこと、だるまさんがころんだをしましたね。
鬼ごっこは、1)今誰が鬼なのか 2)どこに鬼が来ようとしているのか 3)自分はどこへ逃げればいいのか など色々と考えて動かないといけないゲームです。それぞれに挑発的な逃げ方をしたり、捕まえて欲しそうに逃げたり、とても表情豊かに取り組むことができました。
だるまさんがころんだ、では動いているところから「ピタッ!」と止まることが要求されます。止まるのは意外と難しいのですが、これが、みんな上手でした。横向きと後ろ向きで逃げるようにルールを決めた際も、指示が聞けていること、そしてそれぞれの動きに向上が見られていることは、本当に久しぶりの練習なのか?とスタッフ一同嬉しい驚きをもらいました🤗。
スローインとパスの練習もやりましたね。最初は近いところから、徐々に距離を伸ばしていきました。ここでも驚かされたことがありました。
すでに何度も行なってきた練習ですが、すぐに自分のポジションに移動してどうやって狙えば良いのかをきちんと考えていた!!ということ。ボールが来る位置を予想して、どれだけ横に移動するかを考えて、体を移動させることは実はとっても高度な事です。以前はパスを受けるというよりはボールを追いかけるようなタイミングになっていたことが多かったのですが、練習を重ねるうちに、この動きが自然に出来るようになっていました!
どうやって体を動かせば良いのか、どこにボールを蹴りたいのか。先を予想して身体を動かすことは、サッカーにおいても、また生活でもとても大切な技術になります。
継続は力なり!ですね。
今回は参加者が4人でしたが、試合はやっぱり欠かせませんね。そしてやっぱりビブスはみんな着たいですよね。試合を心待ちにしていた子はとても積極的にゴールを狙っていましたし、試合ではなくたくさんボールを蹴りたい子は、試合の傍で楽しそうにボールを蹴っていました!
試合の途中で雨が降ってきてしまい、中断せざるを得なかったのがとっても残念でした。雨が降ってきても、子どもたちから不満の声が聞こえることはなく、元気な「さよなら!」の声が聞こえたのが嬉しかったです。
お子さんの練習中の様子に、時には、もどかしさを感じることもあるかもしれません。でも彼らは確実に毎回成長していっています。
ひょっとしたら、練習中の小さな変化に保護者の方はお気づきにならないかもしれませんが、参加の度に見せてくれる、小さな変化も見逃さないように参加者全員と触れ合うことを、スタッフ一同目標の一つとして、良い変化を見つけた時は必ず褒めることを心がけています。
もし少しでも不安に思うこと、疑問に思うことがあれば、お気軽にお話いただければと思います。もちろん親御さん自身が気づいたお子さんの成長ぶりについてもお話いただけると、こちらも励みなりますよ。
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「発達障害の子どものための
体育の苦手を解決する本」
著者: スポーツひろば代表 西薗一也
なぜこの子は鉄棒が「苦手」なのか。どんな声がけが効果的なのか。ステップバイステップの目標を示してあげる。できたら次に何をすれば良いのか。そして背中をちゃんと押してあげること。こっちもゆっくり構えないといけないのはわかってはいるけどなかなか教えてあげようと思うと難しいですよね。そんなモヤモヤを少し整理してくれるような一冊です。
「できなくてもいいよ。」
そう言って安心させてあげることも大切。でも、110%の力を出し切る感覚もつけさせる。
1000人を越す子どもたちと接してきた西薗さんだからこそ知っているたくさんのことが、とても素直に書かれています。
実は、西薗さんには私の子どもが通う小学校で、縄跳びの指導をしていただいたことがあります。1年生から6年生。元気な子たちに一斉に縄跳びを教えるのは至難の技だと思います。でも、西薗さん独自のエネルギッシュな声と太陽の笑顔で、「これを最初にするだけ。できたらこれ。気づいたらできてる!!」っていう言葉に押されて子どもたちは一生懸命西薗さんの指導についていこうとしていました。
私も見よう見まねで同じように指導をしてみようと思うのですが、どうしても「あ、そうじゃなくて。」とか言ってしまう 笑。西薗さんが気づいて、同じような感じで説明するんだけど、そのポジティブさが半端なく前向き。すると子どもの感覚にすんなり入ってしまうんでしょうね。その子なりに出来上がるんです。西薗マジックでした。
実際に体験することはできなくても、ぜひこの本に触れてみて、西薗マジックをのぞいてみてくださいね。
きっとみなさんも、何かステップバイステップでできることが増えるはず。 (文責 ウォーク)
(西薗さんにご興味のある方はこちらから。プロフィール及び経営されている施設の詳細もご覧になれます。)
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4月、5月ともそれぞれ2回の練習日を予定しています。少しずつ暑さと湿気も感じられるようになってきますので、次回も変わらず水分補給と汗拭きを忘れずに元気に参加してほしいと思います!