OluOlu通信
003号
2019年3月発行
暖かい日差しが気持ちよかったですね☀️
新しい障がい者サッカー
フレームサッカー
3月17日。前回の練習からちょうど1ヶ月がたちました。参加予定だったお子さん1人とコーチ1人が体調不良で来れませんでしたね。太陽が暖かくてなった分、温度差が激しいです。体調管理には十分に気をつけてください。 また花粉症をお持ちの方も多くいると思います。ご自分に合った対策でこの季節を乗り越えてください!
さて、今回は体験者が2名来てくれました。みんなやっぱり体を動かすことが大好き!1時間半、元気に走ってましたね。
レッスンは今回で6回目。みんな初めてのレッスンから比べると、すごい成長しているの、自分で気づいているでしょうか!?キックするときの片足立ちが、最初の頃とくらべてとってもかっこよくなってるんです!
シュートの練習で、ゴールの幅がどんどん小さくなっても、ちゃんとゴールを目指して蹴ろう!という気持ちも断然大きくなってるのも感じました。入らなくて、「あーー!!」という悔しい気持ちも大切です。ぜひ入った喜びと、入らなかった悔しさをもっともっと大きくしていってほしいと思います。
さて、今回はお客様がお二方いらっしゃいました。
お一人目は、菊地コーチの大学院の先生でいらっしゃる、新田 収教授です。首都大学で教えている先生で、発達障害分野の理学療法のスペシャリストです。ちなみに、Jazz Bassist(ジャズで、低くビートを奏でる奏者です)だそうですよ。いつか聞かせていただきたいですね。先生は、理学療法の第一線で活躍されている方です。今後もいろいろな情報をお聞きしたいと思っています。
お二人目は、藤川 明代先生です。社会医学技術学院で、理学療法を教えていらっしゃる先生です。中級障害者スポーツ指導員の資格も持ってらっしゃっいます。また、車いすラグビーにも関わってらっしゃるんですよ。機会があったら、みんなで車いすラグビーの見学に行きましょう!
フレーム、とは歩行器のことです。CPサッカーは、杖などを使わずに独歩ができることが条件となっていますね。このことは、CPサッカールール特集の(1)で紹介した通りです。
でも、そうなると、どうしてもサッカーが出来ない範疇の人たちが出てきてしまう。そこでイギリスで2014年にフレームフットボールが誕生しました。日本では全く新しいスポーツで、ついこの2月に紹介されたばかりのようです。
「歩行器」というと、後ろ側がオープンになっている形のものを思い浮かべるかもしれません。発祥地のイギリスで現在販売されているフレームを見てみてください。前が空いていますね。これならサッカボールを蹴っても、きちんと手に力を入れて、ボールを蹴ってもフレームに足が当たりません。
もちろん、姿勢をコントロールしやすい構造、方向転換のしやすさ、フレームの高さ調整、など、様々な角度から考えられて作られているようです。
前回までのOluOlu通信で紹介してきたCPサッカーは7人制でしたね。フレームサッカーは5人制になります。ボールもフットサルと同じものを使用。フィールドの大きさもCPサッカーの70mx50mと比較するとより小さく、フットサルのサイズと類似しています。
また、少し気になるのが、「ボールがフレームにあたるのではないか」ということ。必然的に避け難いことですので、フレームで蹴ることも技法としてありですが、やはり足で蹴ることが望ましいようです。ただし、車いすバスケットボールや車いすラグビーのようにフレーム同士の接触は敬遠されます。(International Foundation of CP Football 参照)
いろいろな形のスポーツがあって、ルールも形態も千差万別。でも、やっぱりスポーツが持っている共通のことは、みんなが楽しんで笑顔になれること!
OluOluのみなさんも、また次回、笑顔でいっぱいボールを蹴って、練習の後に美味しいお昼が食べれるといいな、と思います!!
シュート練習!確実に狙いを定めて蹴ってます。チームメイトをちゃんとみて、入ったら拍手〜👏
新田先生にビブスをいただきました!テンション上がります!!